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コンビニバイトの男の子
第4章 食事会
その夜、寝室で萩子がドレッサーの前に座ってスキンケアをしていると、貴之が寝室に入ってきました。
「久しぶりのウォーキング疲れたねー。もう、くたくた」
「お疲れ様でした。でも、気分転換になって何か楽しかったですね」
「そうだね。ふぁー」
あくびをしながら、貴之はベッドに横になります。
「そういえば、久しぶりのスイーツも美味しかった。あのコンビニいいよね」
「そ、そうね」
「また来週もウォーキングして、今度は迷ったもう一つの和菓子にしようかな」
「あ、ああ、あれ。美味しそうでしたよね」
「うん。んふぁあぁ・・・」
萩子は、眠そうな貴之の様子に気が付きました。
(こんなに眠そうだし、昼間のこともあったから、今晩もいいか。誘うのは、また今度で)
重圧から解放された気がしてきます。
「ほんとにお疲れなんですね。先に寝ていいですよ」
「ごめん。眠くなってきたし、そうさせてもらおうかな。おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
直ぐに貴之の寝息が聞こえてきて、萩子はほっと一息つきました。
(大丈夫だとは思ってたけど、悠希くんに声かけられた昼間のこと、貴之さんに気付かれていなくてよかった)
コンビニの話が出た時、また悠希の最後の言葉がよみがえり、どきっとします。
(悠希くん、『前みたいに平日も来てください』って言ってた・・・)
スキンケアを終えて萩子もベッドに横になり、リモコンを操作して照明を常夜灯にしました。
目を閉じると、今日一日の出来事が頭に浮かんできます。そして、“楽しかった”と感じていたのは、貴之に話したウォーキングよりもコンビニでスイーツを選んでいるときだったことに気が付きます。
(また平日に行こうかな)
ぼんやりとそんなことを思いながら、やがて萩子も疲れから直ぐに深い眠りに落ちたのでした。
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