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コンビニバイトの男の子
第4章 食事会

「じゃあ、私の家に寄るね。悪いけど、貴之さ、主人が帰ってくる前までに済ませたいから、早めの夕食になるわよ」
「はい、全然大丈夫です。萩子さんのご飯食べれるだけで嬉しいです」
そう言って、悠希が後に続きます。
萩子は、夫以外の男性を自分から家の食事に誘ったことにどきどきしてきました。悠希に気付かれないように、こっそりと数回深呼吸をします。
(私からご飯食べてくなんて言っちゃって、あー、恥ずかしい。・・・顔が赤くなってるの、ばれてないかな)
耳まで赤くなっている気がして、髪の毛を整えるふりでいつも耳にかけてるサイドバングの髪を下ろして隠します。
「あ、あんまり期待されても。由絵さんより美味しくないかもよ」
「そんなことないですよ。前に食べた焼き菓子、凄く美味しかったですし」
その言葉で、焼き菓子を振る舞った時の出来事が甦り、益々顔の火照りが強くなってきたのを感じました。
(何考えてるのよ!ご飯だけじゃない)
気を逸らすために、会話を続けます。
「そ、そうだ。苦手な食材はある?あと、アレルギーとか」
「特にないですよ。好き嫌いも無い方なので」
「そうなんだ」
(今日用意していたおかずで、大丈夫そうね。よかった)
萩子はほっと胸をなでおろします。
コンビニで過ごす日は、帰宅が遅い時間になっても夕食の支度に支障が出ないように、下ごしらえをしていました。
「じゃあ・・・」
悠希と会話を続けながら、頭の中ではフル回転で夕食の段取りを考えます。
(貴之さんが帰ってくるまでに片付けまで済ませないとだめだから、帰ったら直ぐに早炊きでご飯を炊いて、その間におかずを炒めて・・・。そうだ、野菜!栄養バランスを考えたら野菜も必要よね。悠希くんに出せる副菜、何かできるかな・・・)
貴之との夕食の献立を淡々と決めていたときとは違って、今の萩子は、悠希に振る舞うごちそうを考えることにうきうきしていました。
「はい、全然大丈夫です。萩子さんのご飯食べれるだけで嬉しいです」
そう言って、悠希が後に続きます。
萩子は、夫以外の男性を自分から家の食事に誘ったことにどきどきしてきました。悠希に気付かれないように、こっそりと数回深呼吸をします。
(私からご飯食べてくなんて言っちゃって、あー、恥ずかしい。・・・顔が赤くなってるの、ばれてないかな)
耳まで赤くなっている気がして、髪の毛を整えるふりでいつも耳にかけてるサイドバングの髪を下ろして隠します。
「あ、あんまり期待されても。由絵さんより美味しくないかもよ」
「そんなことないですよ。前に食べた焼き菓子、凄く美味しかったですし」
その言葉で、焼き菓子を振る舞った時の出来事が甦り、益々顔の火照りが強くなってきたのを感じました。
(何考えてるのよ!ご飯だけじゃない)
気を逸らすために、会話を続けます。
「そ、そうだ。苦手な食材はある?あと、アレルギーとか」
「特にないですよ。好き嫌いも無い方なので」
「そうなんだ」
(今日用意していたおかずで、大丈夫そうね。よかった)
萩子はほっと胸をなでおろします。
コンビニで過ごす日は、帰宅が遅い時間になっても夕食の支度に支障が出ないように、下ごしらえをしていました。
「じゃあ・・・」
悠希と会話を続けながら、頭の中ではフル回転で夕食の段取りを考えます。
(貴之さんが帰ってくるまでに片付けまで済ませないとだめだから、帰ったら直ぐに早炊きでご飯を炊いて、その間におかずを炒めて・・・。そうだ、野菜!栄養バランスを考えたら野菜も必要よね。悠希くんに出せる副菜、何かできるかな・・・)
貴之との夕食の献立を淡々と決めていたときとは違って、今の萩子は、悠希に振る舞うごちそうを考えることにうきうきしていました。

