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氷の王子様。
第2章 教室での出来事

教室に行って、ドアを開けようとするとドアが少し開いていた。
誰か居るのかな・・
今はもう5時くらいで、普通の生徒は帰っているはずだ。
少し開いているドアから入ると、氷上が居た。
どうやら寝ているようだ。
私は氷上を起こさないようにイスを引き、忘れ物を取った。
キイッ・・
「んっ・・」
あっ、起こしちゃったかな?
そう思って顔を覗き込んで確認すると起きてはいなかったようだ。
微かに寝息が聞こえる。
スー・・スー・・
私は胸を撫で下ろした。
起こしたら何だか怒られそうだったからだ。
もう一度顔を見る。
それにしてもキレイな顔だな・・
睫毛長っ
夕方の光に照らされたキレイな白銀の髪、まるで雪のような透き通った肌。
全てが白くて、怖い程の美しさだった。
そして思った。
この人本当に男か・・?
そう疑ってしまった。
だって体も華奢だし・・
思わず見とれていると、氷上が急に目を覚ました。
パチ・・
そして口を開いた。
「何見てるの?」
「いっいや・・別に」
「俺に見とれてた?」
そう言う氷上の顔を見ると思った。
瞳も透き通ってて透明でキレイだな・・
ん・・?何か瞳の中に紋章が見える。
金色で雪の結晶みたいなのが・・
氷上は返事が返ってくるのを待てなかったのか、もう一度目を閉じてしまった。
そして、思ってた事を言った。
「氷上は女っぽいな」

