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Deep Throat - ディープスロート
第1章 プロローグ
それからは彩芽の視点で状況が見え始める。レオタードの上から絡みついていた赤いリボン、それは不合理な魔法によって深紅の拘束に変えられていた。衣服は全く身に着けていなかった。彼女は自由に体を動かすことができず、その場に横たわっていた。
そこに足音が近付いてくる。ライトに映る男性の顔は薄ら笑いを浮かべていた。男の顔が灯りに照らされ、彼女は驚いていた。
「こういうことが好きだったのか…」
男性は失望を隠しきれない言葉を残し、背を向けて女から離れていこうとする。
次の瞬間、彩芽は「大輔…!」と声を出して彼の名を呼んでいた。
彩芽はベッドの上で体を起こした。すぐに正気を取り戻した彼女は、両手で前髪を後ろに掻き分けた。
「彩芽(あやめ)…大丈夫か…?」
隣に寝ていた恋人、大輔の姿を横に見て、彼女は深呼吸をして安心する。この日は恋人の家に泊まり、肉体を交わせ、眠りについたばかりだった。
「うん…大丈夫…嫌な夢を見てた…」と彼を見つめずに、女は正面の壁を見ながら答えていた。
大輔は彩芽を後ろから抱きしめ、素肌が露出している肩にキスをしていた。
そこに足音が近付いてくる。ライトに映る男性の顔は薄ら笑いを浮かべていた。男の顔が灯りに照らされ、彼女は驚いていた。
「こういうことが好きだったのか…」
男性は失望を隠しきれない言葉を残し、背を向けて女から離れていこうとする。
次の瞬間、彩芽は「大輔…!」と声を出して彼の名を呼んでいた。
彩芽はベッドの上で体を起こした。すぐに正気を取り戻した彼女は、両手で前髪を後ろに掻き分けた。
「彩芽(あやめ)…大丈夫か…?」
隣に寝ていた恋人、大輔の姿を横に見て、彼女は深呼吸をして安心する。この日は恋人の家に泊まり、肉体を交わせ、眠りについたばかりだった。
「うん…大丈夫…嫌な夢を見てた…」と彼を見つめずに、女は正面の壁を見ながら答えていた。
大輔は彩芽を後ろから抱きしめ、素肌が露出している肩にキスをしていた。