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Deep Throat - ディープスロート
第5章 危険な芽
彩芽は彼の足音が近付き、気配を感じた。彼の手を感じた。「ンンンンッ…!」と彩芽は大きく背を反らし、腰が左右に揺れていた。

田所の手が花房のように膨らんだお尻に触れた。彩芽は彼にお尻を触れられた瞬間、とっさに心の中で『やばい…』と呟いていた。体が震えてしまうほどの感度だったからだ。手と足の指を伸ばさないと耐えられない刺激だった。

太股からお尻に掛けて優しく触られ、彩芽は「ァン…クゥッ…」と甘い声が漏れてしまう。

彼に体の向きを直され、彩芽は何とか上体を起こして、田所の表情を伺おうとする。しかし、体を思うように動かせず、どうしても下を見つめることになってしまう。視線の先には、手に握られたグラスと、田所のジーンズが見えていた。ジーンズのベルトの下が、膨らんでいるのを見て、彩芽は「ぁぁ…」と声が出てしまう。

田所にも彩芽がどこを見つめ、声を発していたのか理解していた。彼の男の部分がズボンの生地に納まりきらなくなっていた。

「彩芽…縄を気に入ったみたいだね…」
それを言うと彼の脚が動き、彩芽の視界からいなくなる。彩芽は顔を横に向け、田所の居場所を探した。
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