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Deep Throat - ディープスロート
第5章 危険な芽
男は再び女の背後に立っていた。虚ろな彩芽の瞳が捉えたものを察し、姿を消した。彼はグラス内の丸形氷を手のひらに乗せていた。それを右手に握り、左手では彩芽の背中に掛かる縄を持っていた。
「ハッ…」と息を吐き出す、彩芽の上体がゆっくりと直立していく。
彼女の首筋に丸い氷をそっと押し当てていく。
彩芽は「ンンッ…」と悶え、首を何度も後ろに反らしていた。彼女は氷の冷感に心地よさを感じてしまうほど、肉体は熱を帯びていた。
氷がフェイスラインを抜け、耳の近くに触れ、彩芽は「はぅっ…」と首を横に傾ける。
「さあ…お口を開けて…」と田所に呟かれ、彩芽は素直に口を開けていた。
ピンポン玉より少し大きな氷が、彼女の頬を僅かに冷やし、口の中に含まれていく。喉が渇いていた彩芽には嬉しい刺激だった。微量のウイスキーを含んだ氷が、彼女の口内で香りと味が広がっていく。
「それを落とさないでくれよ…」
彩芽は田所の言葉を聞いて頷いていた。口の中に広がる氷を外に出さないよう、しっかりと唇に力を入れていた。
その約束がいきなり破られそうになる。
「ハッ…」と息を吐き出す、彩芽の上体がゆっくりと直立していく。
彼女の首筋に丸い氷をそっと押し当てていく。
彩芽は「ンンッ…」と悶え、首を何度も後ろに反らしていた。彼女は氷の冷感に心地よさを感じてしまうほど、肉体は熱を帯びていた。
氷がフェイスラインを抜け、耳の近くに触れ、彩芽は「はぅっ…」と首を横に傾ける。
「さあ…お口を開けて…」と田所に呟かれ、彩芽は素直に口を開けていた。
ピンポン玉より少し大きな氷が、彼女の頬を僅かに冷やし、口の中に含まれていく。喉が渇いていた彩芽には嬉しい刺激だった。微量のウイスキーを含んだ氷が、彼女の口内で香りと味が広がっていく。
「それを落とさないでくれよ…」
彩芽は田所の言葉を聞いて頷いていた。口の中に広がる氷を外に出さないよう、しっかりと唇に力を入れていた。
その約束がいきなり破られそうになる。