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バニーガールの穴の奥
第1章 長い夜の始まり……
そう言って申し訳なさそうに
こっちに謝罪の言葉を言って来たのだが。
それまでの事務的な…淡々とした
口調よりも…ほんの僅かにだが…
バニーガールの…素の部分が見えた気がして。
深くにも…可愛いと…感じてしまっていた。
シェイカーグラスに
ボンベイサファイアを注いで
そこにブルーキュラソーと
パルフェタムーにライムジュース
氷と一緒に…入れてシェイカーを振る。
それをカクテルグラスに注いで
どうぞと目の前に置かれた。
グラスの中には…澄んだ青い色をした
カクテルが置かれていた。
『スターダストレビューと言う
カクテルに…なります…』
そう言われて…グラスの中を
覗き込むと…青いグラスの中に
店の中のシャンデリアの光が
キラキラと星の様に輝いているのが見える。
「…星を…飲む…のも…悪くない…な…」
3杯目のカクテルを飲んで…、
いい感じに酔いが回って来る。
アルコールの助けもあって
気鬱だった気分も良くなって来て。
『今夜は貸し切りですし、
もし、…良かったら1曲どうぞ…』
普段は有料のサービスみたいだが、
カラオケを俺に歌わないかと勧めて来て。
バースタイルのコンカフェには、
ダーツができたりこんな風に
カラオケを1曲200円とかで
歌えたりする…所もあるけど…。