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第9章 裏メニュー『ウサギのお店番』

１つグレードが上がっただけで
かなり部屋が広く感じて、
ベッドがシングルベッドから
ダブルベッドに変わって居る。

レンタルルームのフロントで
さっき使わせて貰った
ダブルルームが良かったから
明日予約した部屋をこっちに
変更してくれと頼んだら…
平日だったこともあってOKとの事で。

宿泊利用だと差額は５００円なので
その分を追加でチェックアウト時に
一緒に支払って下さいと言う話で
どうせ寝るだけだとしても
どうせだったら広々と寝たいしな…。

俺が…ラビットホールに戻ると、
加藤さんの姿はなくて…
もう俺よりも先に加藤さんは
帰ったのかとユイに尋ねると。

カウンターの中のユイは首を
いいえと左右に振った。

加藤さんは…VIPルームの
あれじゃ…物足りなかったみたいで。
今は…カノンと上の…レンタルルームで
2人でお楽しみの最中なのだそうで。

そう言う事に使うんだったら
シングルは狭いからダブルルームだろうし。
さっきの…俺がシャワーしてた部屋の
隣の部屋とかで…カノンと…一緒に
お楽しみしてたのかもなとか…って
そんな風に考えてしまって居たんだが。

これは…いい感じに…加藤さんも
ラビットホールのホールに、
ズブズブにハマっちまったなぁ～と
新たなる被害者に…気の毒に
なってしまいながらも…。
まぁ…楽しんでるならそれもいいかと。