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第9章 裏メニュー『ウサギのお店番』

攻守交替を俺が言うと、
ユイはいいのにと…言いたげな
そんな感じの表情をする。

「今日は…もう…終わり…なんだろ？
だったら…時間を気にしなくても…
良いって…意味じゃなかったのか？」

時間は…深夜の１時を過ぎていて、
ラビットホールの営業時間は終わって居た。

『ちょっとだけ……待って…
頂けませんか…？店の…
閉店作業を…しますので…』

「じゃあ…、
それが済んだら…アフターだな…」

『そうですね…、うちは…
アフターも同伴もありませんけど……
まだ…お店番が…終わってませんので…』

ラビットホールには同伴も
アフターもないとユイが言って来て、
あくまでもこれは…”延長”なんだと言って来る。

「商売上手だな…、延長料金取るのか？」

店の外のネオンサインの電気を消して、
店の中の照明をいつもより暗い
明るさの…明かりに切り替えて
閉店の準備を…こなして行くユイを
俺は見守りながら声を掛けた。

一応……お店番とやらの相場が
俺にはわからないので……
多めには…手持ちは財布の中には
あるには…あるし…。

持って来た分が足りなそうなら…
クレカか…キャッシュレスで支払えば良い。