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バニーガールの穴の奥
第13章 ましゅまろと美術館

小さな子供が喜びそうな遊具に、
サッカーや野球の出来る場所。
大きな芝生広場では、
イベントを開催したりする為の
野外ステージがある。

平日の昼間だから…、公園は
お年寄りがゲートボールをしたり。
犬の散歩をさせたりしている人や、
ジョギングをしている人の姿も
まばらにだが…あったりする…。

『ねぇねぇねぇ、ねぇってば!』

さっきの場所に居づらい雰囲気だったから
逃げるようにして、あの場を離れて
そのまま美術館に隣接する
この公園の中に入って来たのは良いが。

目的地なんて無かったので、
とりあえず…案内表示も見ないで
そのままズンズンと…道なりに
公園の奥へと進んで来ていた。

『ねぇ、待ってよ、待ってってば。
ちょっと…アンタ、私を
引っ張ったまんまでさぁ、
どこまで行く気な訳??ストップッ』

俺がましゅまろの手を握ったまま
だったので、ましゅまろが
俺にどこに行くんだと声を掛けて来て。

そこで、ハッとして握って居た
ままだったましゅまろの手を開放した。

丁度……、俺とましゅまろが
辿り着いた場所は…公園の中にある
大きな池の…所で…。池には
鴨やら白鳥が泳いでいて。

水の中を覗き込むとエサが
貰えると思って鯉が集まって来る。


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