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バニーガールの穴の奥
第3章 裏メニュー
そうユイが言うと、
カーテンの奥にユイが入って行って。
あの奥にユイが行くのを見るのは
俺は初めてだったんだが…。
『兄さん…、ユイから
黒いイチゴを薦められたのかい?
ユイのお気にいりみたいだねぇ?』
カウンターに座っていた
常連客の男が声を掛けて来た。
その隣に座っていた
もう一人の常連客が口を開いた。
『ユイは…お気に入りの常連客にしか
自分のイチゴは薦めないのさ。
なんせ、ユイは気まぐれウサギだからな』
と…常連客2人から言われると、
ちょっと俺は勘違いをしてしまいそうだ。
ユイに黒いイチゴを薦められたと言う事は
ユイに気に入られてると言う事で、
自分が…ユイにとって…
特別なんじゃないかって言う…
そんな都合のいい勘違いをしてしまう。
しばらくすると…ユイが…
カーテンの奥から戻って来て。
そのユイの様子にデジャブを感じる。
あの時…のカノンと一緒だ…。
紅潮した頬に…潤んだ瞳…、
ぎゅっと…自分の太ももを
押し付け合って妙な歩き方をしている。
『では…こちらが…ご注文の
ピンクのイチゴ……っ…、
そして…こちらが黒いイチゴになります』
そう言ってユイがカウンタ―越しに
俺に何かを渡そうとして来て。