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バニーガールの穴の奥
第17章 そらとぶうさぎの秘密の部屋
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非常口から…外に出ると、
あのお月見の会場の踊り場で。
ユイが…こっちこっちと…
俺を急かすようにして、
その踊り場から…更に上にある
屋上に続く階段のある方へ移動する。
『琢磨さん、秘密の部屋は…この
階段を上った先にあるんですよ』
「それは…良いが…屋上には
上れないように…ドアが付いてるじゃねぇかよ」
屋上へと続く階段は…鉄格子の
ドアで塞がれていて、その
鉄格子のドアには鍵穴があるから…。
この先に進むにはこの鉄格子の
ドアを開ける鍵が無いと…進めない…。
『この先に進む前に…1つだけ…、
私と…唯花と…約束をして欲しいんです…』
約束をして欲しいと唯花が言って来て。
「それが…俺が…この上にある
”秘密の部屋に”入る為の条件か?」
『そうです…、秘密の部屋で
琢磨さんが…見た事も…聞いた事も、
この先にある秘密の部屋…その物の事も…』
「他言無用……って事だな…?
だったら…この先に進む前に…1つ。
俺から…聞いても良いか…?」
『はい…、何でしょうか?』
「この鉄格子の扉の向こう側は…、
ユイの場所なのか…?それとも…
唯花の…場所…なのか…?どっちだ?」
俺の質問に対して、唯花は
口元を押さえながら笑った。
ユイも唯花も笑い方は同じだった。
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