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バニーガールの穴の奥
第17章 そらとぶうさぎの秘密の部屋
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ユイが自分の鞄の中から
キーケースを取り出すと。
屋上へと伸びている
鉄格子の扉の鍵穴に鍵を差し込んだ。
鍵をユイが回すとガチャと音がして
キィッと…音を立てて鉄格子の扉が開く。
『開きましたよ、どうぞ…上へ…』
耳の無いウサギの唯花に導かれて…、
穴の中ではなく俺は屋上にへと
続く階段を上り始めた。
後から唯花もこっちに来て
内側からさっき鍵を開けて入って来た
鉄格子の扉に内側から鍵を掛けていて。
『すいません、お待たせしました』
「ああ、別にまってねぇよ。
このまま…一番上まで行けばいいのか?」
『はい、…秘密の部屋はこの上にあります』
非常階段を上り切った先には…
階段が…屋上に繋がって居て。
屋上の上に…”秘密の部屋”が見えて来る。
「屋上…そうか…ペントハウス…か」
マンションの最上階にある
2戸分とかをくっつけて
大きな1戸にして広い
ルーフバルコニーを有する様な
ゴージャスなペントハウスではなくて。
このウサギの巣穴の上にあったのは
簡単な作りの…コンクリート製の
平屋の様な…ペントハウスで。
その建物はゴージャスと言うよりは
管理事務所とか…オーナーが
寝泊まりしていた場所と言う感じがする。
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