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バニーガールの穴の奥
第4章 月夜に跳ねるウサギ

ラビットホールの外に出ると、
夜の風が俺の頬を撫でて行った。

そう言えば…今夜はまだ飲んでなかったな。

だから俺のお支払いも
本来なら1時間の飲み放題の料金と
オプション代金のはずだったんだが。

俺がまだ何も飲んでない事を
ユイがあのバーテンダーに告げていたのか
オプションのイチゴの代金だけを
請求された感じで…3000円だけ
俺はさっきのあれに支払った感じだった。

ちょっと夜風が心地いいと感じるのは、
さっきのあれで昂ってしまって居たからだ。

ユイは…月を見ろと言っていたが
生憎周囲はビルに囲まれてるから、
空らしい空はビルとビルの間からしか
僅かに望むことしか出来なくて。

その僅かに見えている空に
月の姿を探しながら、
俺は店の前を右往左往して…
少しでも視界が開けて月が見える場所が
無いかと…場所を変えながら上を見ていた。

そう…、上を見ていた…。

「……っと、あった…月…
…くそ…ッ…ここからじゃ…見えないな…」

もうちょっと…角度を変えれば
この辺りからなら…と…、
俺は自分の場所を調整しながら
ビルの隙間から月が浮かぶ夜空を見上げた。

見えたのは…夜空の闇の中に
ぽっかりと浮かんだ月の姿……。
そして…その月を背負って跳ねる…
ウサギのシルエットが見えた…。

ウサギの影…は…この雑居ビルの
横に取り付けられている非常階段にあって。


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