この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
特別捜査官・優子
第4章 裏の顔
佐々木は扉を閉め、そこに付いている鍵を見つめた。この扉は部屋の外から施錠できる構造だった。一瞬目を細め考えたが、施錠はせずに、その場を離れた。

自身が施した縄掛けに、まさか…が起きることはないと思ったが、もしもの時に備え、リビングのライトを消した。このリビングは階段にして5段分、下にリビングスペースを設けていた。長方形の4辺に必ず階段が付いていた。もし優子が先程の部屋を脱出すれば、このリビングスペースに出てくる。フラットな床だと信じる優子はまっすぐに数歩歩くと、階段で足を踏み外す。佐々木はそれを見越してリビングのライトを消した。

男はリビングスペースを取り囲む、少し高い位置の通路を進み、右に曲がる。その先にはキッチンがあり、さらに進むと男の居住スペースがある。その境目である白い扉を開け、男は廊下を歩いていく。自室の部屋に入り、男は黒のジャケットを脱ぎ、クローゼットの扉を開け、服をハンガーに掛けていく。

書斎机にあった煙草の箱から1本取り出し、火を点けた。薄暗い室内にライターの火が灯り、周辺を照らす。タバコの火がポッと明るさを増す。佐々木は机の左にあるラップトップを開いた。画面には4分割された映像が映っていた。どの画角にも女が写っていた。男は机に両手を付き、口にタバコを咥え、覗き込むようにモニター内の女を見つめた。
/101ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ