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悪いオンナ…3
第1章 【癒しの彼女には両想いの彼氏が居て……】
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「いや、ゲームは好きな方だよ」
「え、じゃあ一緒に回ってくれても良かったのに」
「え、もしかして一人になりたかった?」
「ううん、そうじゃないよ」
「僕もちょうど疲れてきた頃だから彩花ちゃんと休憩しようかなって」
「エヘヘ、そうなんだ、ごめんね、気を遣わせて」
「いや、寧ろこっちがお願いしたいです」
チラッと見るとあの笑顔が見れてホッとする
好きなゲームの話になって盛り上がった
ハマっているスマホゲームが全く同じでマジでテンション上がった
「えっ!コレ、女子がするの珍しくない?」
「そうかな?やってて楽しいよ、毎日してる、うふふ」
「あぁ、あとコレもオススメで…」
10分なんてあっという間
カフェまで送っていく間にインスタ聞いたけど
SNSやってないってトホホ……
「LINEで良い?」と言われてガッツポーズ
連絡先ゲット!!
スマホゲームでもフレンド登録したし
めっちゃ嬉しい!!
彩花ちゃんの事、もっともっと知りたい
マジで可愛過ぎる
再び合流した連れたちが最後にまたカフェ行きたいとか言ってて「格好悪いからやめろよ」なんて言えるのは、もう連絡先ゲットしてる心のゆとりからなのか
彩花ちゃんに会いたい、連絡先聞きたいって煩い
仲の良いナギサが
「彩花はガード固いから簡単には連絡先教えてくれないよ」って言う
すんなり教えてもらった僕は…(え?)
LINEだったら…て教えてもらったんだけどな
「もう入学の時から凄かったもん、モテ過ぎてヤバかったんだけど全員お断りしてた」
出た、モテ伝説……ミスなんとか…に選ばれたりするんだろうな彩花ちゃんも
結局、あいつらに押されて再びカフェ行って彩花ちゃんとツーショット撮ってた
僕は何となく遠慮してしまう
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