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悪いオンナ…3
第1章 【癒しの彼女には両想いの彼氏が居て……】
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そ、それはマズイ……マズイのか?
自然な理由でまた会えたりする?
まずは、グループ交際から?
いや、でもこいつらが居たらマジで……
止めたものの、結局その場でナギサに電話してしまう
お酒も入ってるし、止めても聞かねぇ奴だから
「なぁ、ナギサ、この前、大学祭で紹介してくれた彩花ちゃんって彼氏居るかわかる?」
耳を傾けて聞き入る僕
確かにナギサの声で「え、飲んでんの?めっちゃガヤガヤ煩いんだけど」って聞こえた
「なぁ、知ってるんなら教えて、でさ、もし居ないんならもう1回セッティングしてくれない?今度は彩花ちゃんと飲みたい!」
ある意味羨ましいよ、思った事全部言える人って
僕はどちらかと言えばよく考えて考えて言えなくなるタイプだから
ハイハイと酔っ払ってる事を見抜かれて適当に返されてる
「え?今?亮と飲んでる……はーい、ナギサが代われって」と携帯を渡される
「亮?大輔大丈夫なの?結構飲んだ?」
「うん……かもね」
「また改めて話は聞くけどさ、大輔、かなり彩花の事気に入ってるみたいだけどここだけの話、彩花、年上の彼氏居るんだよね、今言っても頭入んないでしょ?だから今度はシラフの時にかけてきてって言っといて」
頭の中が真っ白になったのは僕の方だ
え……?
怖くて聞けなかった事が、まさかこんな形で知る事になるとは……
マジ……ですか……?
ねぇ、亮!?ってナギサに呼ばれてハッとする
もしかしてあんたもベロベロなの?と言われ慌てて返答する
うわ、ごめん、何も入ってこないや
結構早めの玉砕だったな……
「ナギサ、それって……事実なのね?」
「前に本人から聞いたから……まだ別れた、とかは聞いてないから何とも言えないけど」
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