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悪いオンナ…3
第1章 【癒しの彼女には両想いの彼氏が居て……】
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その後、連れを家まで送り届け、どうやって帰って来たか覚えていない
一週間、二週間……と時は過ぎ、連絡も途絶えたまま
ポコン…と鳴った通知音
彼女がログインした、というゲームアプリの通知だった
そっか、フレンドしたままだ
え、でも、知らないテイで話し掛ける?
いや、知ってしまった以上は距離感とか気を付けないと
またポコン…と鳴ってメッセージを受診したとのマークが!
慌ててログインした
彼女からのメッセージは
(お久しぶりです、生還しました!)だった
携帯の調子が悪くてログイン出来なかった事や課題提出が複数重なった事などを説明してくれた
携帯は買い替えたらしい、慣れるまで大変だって
(通話しませんか?)
文字だとわかりづらくて、声が聞きたいと思うのはダメなのかな?
彼氏持ちだとわかっていても、まだ本人から聞いた事じゃないしってゴリ押ししてしまう別の自分が居る
久しぶりに顔が見れた
それだけでこんなに舞い上がってしまうのか
え、やっぱ可愛い
ニット萌え袖……ストレートな髪にカチューシャですか
あれ、いつもと背景が違う……本棚が見える
「課題やってる途中だからデスクに座ってて……そうだね、いつもはテーブルに置いて喋ってたからね、今日は此処です、エヘヘ」
「ごめん、課題やってるって知らなくて、邪魔しちゃ悪いしまた今度にしようか」
「大丈夫だよ、ちょっと息抜きしようって思ってたし、こっちこそ、今かけて良いんだ、ヤッターて感じだから」
ちょ、その笑顔でそんな事言われたら心臓がギュンとなる
マジでこんなのイチコロだよ?
彩花ちゃんだからってのもあるけど
おっとりした話し方と時々見せてくれる笑顔が格別に可愛い
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