この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夜に咲く名前のない恋人達
第3章 ルカと歩むアイドル道

ルカは今にも泣き出しそうなぷりんを見下ろしていた。
呆れたようにため息をつき、しゃがみこんでいる彼女の前に屈む。

「ったく、こんなとこで落ち込んでるアイドルがいるかよ。ほら、立て」

そう言って、強引に手を引かれる。

「だ、だって……全然ビラを受け取ってもらえないし、捨てられちゃうし……私、やっぱり心結ちゃんみたいになれないよ……」

「ん?心結ってふらっと#らぶだったっけ?一時期、よくSNSで見たよ」

「私も同じふらっと#らぶの黄色なんです」

「へぇ……まぁ心結ってのがどれ程のものか知らないけど、お前はお前だろ?」

「でも……私……」

心結ちゃんみたいに可愛くない。
心結ちゃんみたいに元気じゃない。
だからビラ配りでも、足を止めてもらえない。

そう思っているというオーラが出ているぷりんに、ルカが言った。

「さっき見てたけどさ、ただ手元にビラ差し出してるだけじゃん。そんなの早く配り終えたいバイトのティッシュ配りと一緒だろ?」

「じゃあ、どうすればいいの……?」

「教えてやるよ。俺、アイドルじゃねえけど、こういうのは人間の心理を利用すればいいんだ」

そう言って、ルカはぷりんが持っていたビラを数枚取り、さっと眺めた。

/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ