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夜に咲く名前のない恋人達
第4章 ルカへの想い
唇が触れた瞬間、ルカに突き離された。

「バカッ!!自分が何をやってるか、わかってんのかっ!?」

「……分かってるよ……」

「分かってねぇよっ」

ルカはぷりんを説教するように、怒鳴ってくる。

「自分を安売りするなっ!!お前が誰のものか、分かんなくなるだろ?」

「誰のもの……?」

ルカくんだって、いろんな女の人を相手にしてるのに……

なんで私だけ……ダメなの……?

悔しさと、悲しさと、恋心が入り混じるぷりん。

「もう21歳になったのに……子供じゃないのに……」

「関係ねぇよ」

ルカは苦笑しながら、ポケットに手を突っ込んだ。

「今のお前は、アイドルなんだよ」

「……え?」

「お前はアイドルで、ファンのもの。俺はホストで、客のもの。それだけだろ?」

「……そんなの、嫌だ……」

静かに漏れたぷりんの言葉に、ルカの表情が一瞬だけ曇る。

しかしすぐに、またいつもの甘い笑顔に戻った。

「そんな顔すんなって。せっかくの生誕祭なのに、最後に泣いたら台無しじゃね?」

「あの……ルカくんは……」

「ん?」

「ルカくんは、私のファンじゃないの?」

ファン第1号になってくれるって約束したのに……

生誕祭のお金だって安いものじゃない……

私が喜ぶように、可愛いプリンのフラワーオブジェだって、考えてくれたんだよね……?



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