この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜に咲く名前のない恋人達
第4章 ルカへの想い

ぷりんは、涙で滲む視界の中、必死にルカの背中を追いかけた。
「卒業したくない……っ バイバイなんて嫌だっ!!」
ぷりんが震える声で叫びながら、背中に飛びつくと、ルカの歩みが止まった。
「なんで私に優しくしてくれたの? なんであんなにお金をかけて、生誕祭してくれたの……? アイドルとホストが絶対に付き合っちゃダメって、わかってるなら……最初から何もしないでほしかったっ!!」
涙を流しながら訴えると、ルカも堪えきれなくなったように、震える声で怒鳴った。
「……放っておけなかったんだよっ!!」
「なんで……? 私なんか、通路でちょっと話しただけの、ただのお客さんなのに……」
「うるさいっ!! ……俺とお前は……結ばれない運命なんだよ……」
背中にしがみついたまま、ルカの肩が小さく震えているのが伝わってくる。
ルカくんも……泣いてる……
彼の本音を垣間見た気がして、胸が締めつけられるぷりん。
そんな時、ふと視界の端に、煌びやかなネオンが映った。
ラブホテルの看板だ。
ぷりんは、ルカの背中に顔を押し当てたまま、小さく呟く。
「わかった。今日で最後にしてもいい……」
「卒業したくない……っ バイバイなんて嫌だっ!!」
ぷりんが震える声で叫びながら、背中に飛びつくと、ルカの歩みが止まった。
「なんで私に優しくしてくれたの? なんであんなにお金をかけて、生誕祭してくれたの……? アイドルとホストが絶対に付き合っちゃダメって、わかってるなら……最初から何もしないでほしかったっ!!」
涙を流しながら訴えると、ルカも堪えきれなくなったように、震える声で怒鳴った。
「……放っておけなかったんだよっ!!」
「なんで……? 私なんか、通路でちょっと話しただけの、ただのお客さんなのに……」
「うるさいっ!! ……俺とお前は……結ばれない運命なんだよ……」
背中にしがみついたまま、ルカの肩が小さく震えているのが伝わってくる。
ルカくんも……泣いてる……
彼の本音を垣間見た気がして、胸が締めつけられるぷりん。
そんな時、ふと視界の端に、煌びやかなネオンが映った。
ラブホテルの看板だ。
ぷりんは、ルカの背中に顔を押し当てたまま、小さく呟く。
「わかった。今日で最後にしてもいい……」

