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夜に咲く名前のない恋人達
第5章 初体験
ルカの肉棒は濡れた粘膜の感触を確かめるように、ゆっくりと引いて、もう一度押し込んでいく。

「うぅっ……うっ……んっ……」

痛くて呻くような声を漏らしながら、涙を流すぷりんの髪を優しく撫でて、ゆっくりと顔を覗き込んでくる。

「痛くない?」

ぷりんは小さく頷いた。

まだ違和感はあるが、ルカが撫でてくれるだけで不思議と安心できた。

「……大丈夫。ルカくんが優しくしてくれるから……」

そう呟くと、ルカは微笑んで、そっとぷりんの手を握った。

「少しずつ、動くね」

ゆっくりと動くたびに、ぷりんの体内の感覚が変わっていく。

最初は痛くて違和感しかなかったのに、次第にそれがじんわりとした温かさに変わり、ルカの愛情で心が満たされていく気がする。

しばらくすると、ルカはニコリと微笑んだ。

「ぷりん……可愛い……」

そう言って、ルカはぷりんの唇にそっとキスを落とした。

お互いに抱き合い、唇、そしてお互いの性器で繋がっている感覚が、まるでお互いの心まで重なっていくような気がして、ぷりんはルカに強くしがみつく。

「……ルカくん……」

無意識に名前を呼んでしまうぷりん。

「ん? どうした?」

「……好き……」

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