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夜に咲く名前のない恋人達
第5章 初体験
ルカの腕がそっとぷりんの身体を包み込む。

「……緊張してる?」

「うん……」

「そっか。本当は俺も同じくらい緊張してた……」

「え……?」

ルカが緊張してるなんて、思いもしなかった。

「ぷりんが可愛すぎるから……意地悪したくなっちゃって……優しくできてたかな……?」

「……ルカくんは、優しいよ……ずっと……」

その瞬間、ルカの肉棒が体内に入ってきた。

「……んくっ……!!」

身体の奥に、言葉にならない強烈な痛みが走り、ぷりんは思わずルカの肩にしがみついた。

「……痛いっ…………痛いよ…………」

「……ごめん、痛い?」

ルカが心配そうに髪を撫でてくれる。

ぷりんの痛みで歪んだ表情には、涙が流れていた。

「……嫌だったら、すぐに言って?」

「……ううん、やめないで……」

「わかった……もう少し我慢して……」

痛みが広がる中、ルカの肉棒は奥まで挿入してきた。

そして、ルカはぷりんに覆い被さるようにして、優しく抱き締めてくれた。

「入ったよ。ぷりんの初めてをくれてありがとう……」

「……ルカくん……大好き……」

涙混じりの声でそう伝えると、ルカが優しくキスを重ねてきた。

「ちゅっ……」

二人は抱き合って、密着したまま動かない。

ルカが痛くないように、それ以上動こうとしなかったのだ。

「俺……ぷりんの中に入ってるだけで嬉しいよ……」

ぷりんだって、セックスというものがどういうものか?なんとなくは知っている。

気を使って嘘をついてくれた、ルカから手を離した。

「動いてほしい………ルカくんにも幸せになってほしいから……私はルカくんが初めてで、凄く幸せ……」


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