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夜に咲く名前のない恋人達
第6章 ホストクラブ『ジュリア』の派閥
司の視線がぷりんの姿を捉えると、不敵な笑みを浮かべる。

「ぷりんだったっけ?反抗する顔つきがルカに似てるな?ククッ……相思相愛って事か……」

その言葉に、ぷりんの身体がピクリと震えた。

「……違います。あの……私が勝手に好きなだけです」

「ふーん。俺にはルカが大切にしてるモノに見えるけどなぁ……」

ぷりんに興味津々という目で見ている司の腕に、麗香がそっと手を伸ばして、甘えるように囁く。

「そんな子より、今日は私と遊んでくれるんでしょう? ねぇ……司?」

その光景に、響とぷりんの表情が少し安堵したものに変わったが、それも束の間だった。

「おい、麗香。俺の楽しみを奪うなよ?」

司はぷりんに視線を戻し、じりじりと距離を詰めてくる。

「俺はルカが大事にしてるものを全て奪ってきた。
アイツについた太客に裏切らせたり、信頼している後輩にも裏切らせた。
そして今回は歌舞伎町そのものを奪ってやった。
お前もルカの大切なモノか……?」

ニヤニヤと勝ち誇った司の声に、背筋が凍る。

この人……

ルカくんをオモチャにしてる……

「ひどいっ!!」

ぷりんは大きな声を上げて、司の胸元に掴みかかった。

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