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夜に咲く名前のない恋人達
第2章 ホストクラブデビュー
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ホストクラブ『ジュリア』の重厚な扉を開けた瞬間、甘い香水の匂いと賑やかな笑い声が迎えた。
煌びやかなシャンデリアの光が降り注ぐ豪華な内装の店内。
黒服に案内された二人がボックス席につくと、店内の空気が一変した。
3人のホスト達が、太い客の姫先輩のもとに駆け寄ってくる。
「今日も可愛いっすね~」
「相変わらず、いい女ってオーラ出してますね?」
「今日もシャンパンいっちゃいます?」
そんな女王様の機嫌を取るような、3人のヘルプのホスト達。
その後にやって来た男が声をかけてきた。
「いらっしゃい。姫」
低く響いた声に、ヘルプに来ていたホストの顔色が変わった。
視線を向けると、そこに立っていたのは、この店のNo.1ホスト。
司(つかさ)。
見ただけで貫禄が違う。
この店の絶対王者。
姫の担当ホストだ。
長身でスーツの着こなしも完璧。
金髪を靡かせる司は、大人びた鋭い目つきと、どこか冷たい微笑み。
そんな司を見た姫の目が、一瞬でハートに変わった。
「司~っ!!姫が来て嬉しい?」
「嬉しいよ。今日も俺だけの姫でいてくれる?」
「もちろんだよ~。ずっと司だけだからね?」
この会話から姫のアイドルのスタイルが出来上がったのだろう。
自分が嬉しいから、ファンに対しても、私だけを見てほしい。と言うようになったのだろう。
そんな事を隣で緊張しながら、勉強になるなぁ。と考えているぷりんだった。
煌びやかなシャンデリアの光が降り注ぐ豪華な内装の店内。
黒服に案内された二人がボックス席につくと、店内の空気が一変した。
3人のホスト達が、太い客の姫先輩のもとに駆け寄ってくる。
「今日も可愛いっすね~」
「相変わらず、いい女ってオーラ出してますね?」
「今日もシャンパンいっちゃいます?」
そんな女王様の機嫌を取るような、3人のヘルプのホスト達。
その後にやって来た男が声をかけてきた。
「いらっしゃい。姫」
低く響いた声に、ヘルプに来ていたホストの顔色が変わった。
視線を向けると、そこに立っていたのは、この店のNo.1ホスト。
司(つかさ)。
見ただけで貫禄が違う。
この店の絶対王者。
姫の担当ホストだ。
長身でスーツの着こなしも完璧。
金髪を靡かせる司は、大人びた鋭い目つきと、どこか冷たい微笑み。
そんな司を見た姫の目が、一瞬でハートに変わった。
「司~っ!!姫が来て嬉しい?」
「嬉しいよ。今日も俺だけの姫でいてくれる?」
「もちろんだよ~。ずっと司だけだからね?」
この会話から姫のアイドルのスタイルが出来上がったのだろう。
自分が嬉しいから、ファンに対しても、私だけを見てほしい。と言うようになったのだろう。
そんな事を隣で緊張しながら、勉強になるなぁ。と考えているぷりんだった。
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