パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 淫カレ

「そろそろ、その『姫』が来る頃だぜ。さ、急いで着替えろ」

と、指示する佐藤主将の声がしました。

「昼は、いつもの？」

「そう。今日は、かつ丼定食を頼んであるぜ」

「俺は、カツカレーの方が良かった。変更できるないのか？」

などという声がして、少しすると、先輩や同学年の男子が出てくる気配がしたので、私は少しグランドに戻って、如何にも、今、片付けが終わった感じで、近づいていくと、出てきた佐藤主将が、

「片付けは終わったのか？」

と、私に声を掛けてきて、

「俺たちは、いつもの食堂に行くが、『前沢牛』はどうする？かつ丼だから、豚肉だ。『前沢牛』が食べても共食いにならないぜ」

と、笑う佐藤主将。

「牛がブタを食ったら、共食いじゃないだろうけどｗｗｗ」

と、笑う声や、

「ビーフカレーだと共食いかｗｗｗ」

と、笑う声が聞こえました。

「今日は帰って休みます」

と、私が話すと、

「そうか。でも、飯は食えよ。明日はインカレだからな」

と、佐藤主将は私の頭を軽く叩くと、踵を返して、先に歩き始めていた先輩や同学年の男子の方に小走りで走って行きました。

「前沢牛の分際で、他人の彼氏と話し込むって、どういう了見なのかしら？」

と、話しかけてきたのは、マネージャーの土屋理菜先輩。後ろにいるのは、成田瑠奈先輩。

「単に明日のことを指示されていただけです」

と、私が話すと、

「ならいいけど」

と、彼女気取りの土屋理菜先輩。佐藤主将は、他の先輩に、

「土屋の雑魚マンは、締まりがなくて、突いても突いても、イケない。そろそろ潮時かな」

と、嘆いていたのに、まったくそういうことには気が付いていない感じでした。