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微熱に疼く慕情
第4章 【錯乱していく激情】







(今から家行っても良い?)


(は?無理)


(彼氏?)


(もうスッピンだし無理って言ってんの)


(彼氏じゃないなら良いじゃん)



急に夜遅い時間にメッセージしてくるのやめてよ
いつも自分勝手で強引で、私を掻き乱してくるのは……
インターホンが鳴って、まさかとは思ったけど
ドアスコープ覗いたらやっぱりそうだった
マジでダルい
入れなかったら大きな声で話しそうだし
迷惑だから入れてしまった



「はい、一華の好きなの買ってきた」



コンビニスイーツは有り難いけどさ、マジでスイーツだけ置いて帰ってくんないかな



「ねぇ、もう大智は出禁だって言ったはずだけど」


「そんな事言わないでくれよ」


「あぁ、もうウザい、触るな〜」


「あれ、イライラ期?そっかそっか、じゃあ尚更俺が必要じゃん」


「は?ウザ…」


「ハイハイ、そんな時は俺が受け止めてあげるからね〜」



こんなキツい言い方が出来ちゃうのは大智くらい
元カレだし気を遣う事はないから
可愛く居る必要もない
ある意味、素で居られる唯一の異性…とでも言うのかな



勝手にお酒飲んで勝手におつまみ作ったりなんかして、時々こうして居座ってくる
勿論、さっきみたいに彼氏と居るかは先に確認した上で…だけどね



「こうでもしないと俺との時間作ってくれないだろ?」
それって作れって事?
追い掛けてれば良いとは言ったような気もするけど
本当に追い掛けて来るとはね



隣から手が伸びてきて「髪食ってる」って取るの
「え、何?意識した?」とか相変わらずムカつくんですけど
あっち行ってよ、と押そうとしたらその手ごと引っ張られて強引に唇重ねてきたの



「ちょっと…!」


「うん、ティラミスの味…」



ちょうど今、食べてた……油断した





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