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微熱に疼く慕情
第6章 【耽溺していく欲情】

ワンナイトかぁー、正直ないわぁーと思ってた
それなのに気付いたらキスしてるんだもん
どう持っていかれたのかもわかんなかった
めちゃくちゃタイプだし、
他の男に持ち帰られたくなかった、
キス、まだして良い……?
そんな事を言われた気がする
たった一度のキスで堕ちるってあるんだ
「相性良くない?」って聞くまでもない
触れた瞬間、一瞬でも忘れられた
嫌な事全部、取っ払ってくれた
記憶は途切れ途切れだけど、
初めてのセックスは鮮明に覚えている……
ホテルに着いてベッドで重なる時
「調教、するの?」って聞いてしまったの
「クスッ……されたいの?されたいならするけど?でも今日は本当の自分に気付けるセックスしよっか」
本当の……自分……?
最初は戸惑ったけど「名前は?」と聞かれて名乗ってからはずっと名前で呼んでくれた
元カレになったけど大智に呼ばれてた同じ名前なのに響きからして全然違う
耳に残る心地良い声
感度を探る指先に翻弄されっ放しだった
初めてスローセックスを知り、自分のイキ場所を知った
ナカイキを教えてくれたのも明島さんとのセックスでした
こんなに相性の良いセックスは初めてで、秒で堕ちていたと思います
最初は、本当にノーマルなセックスだったんです
イかされ過ぎておかしくなっちゃいそうでしたけど
ワンナイトだから…と自分に言い聞かせていた
それが朝方でも抱かれてしまい、そこで初めて明島さんのがデカいと驚いたのをよく覚えています
コレが挿入っていたのかと……
「最初は嫌がられるんだけど一華は悦んで腰振ってたね」って顔から火が出るほど恥ずかしくなった
最高に気持ち良かった事しか覚えていない
2回目も潮吹きするほどイかされてトロトロになって……
「一華にこれからも色んな悦び教えたい、新しい自分になる気ない?」
そう言われる前にもう答えは決まっていた

