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微熱に疼く慕情
第6章 【耽溺していく欲情】

「あっあっ…イクっ……誉さん、イク…っ」
「あぁ、俺もイクよ、一華、離さないぞ、イクっっ」
大好きな人の精子を顔に浴びる
口を開けて待ってしまう
最後の一滴まで吸ってお掃除して綺麗にするの
私に掛けながら明島さんも幸せそうに笑う
汗びっしょりになるまで愛してくださり
ありがとうございます……私は幸せ者です
シャワーを浴びて服に着替える
「今日は帰ります」と私が言えば引き止めはしない
「寂しい」とは言ってくれるけど
後ろからハグされて
「2人の時と3人の時の俺、どっちが良かった?」って明島さんにしては珍しい質問
答えを聞く前に首元の匂いを嗅がれ舐められた
キスマークを着けられそうだと勘が働き咄嗟に振り返る
「どっちも私の好きな明島さんです」
どうしてそんな事を聞くの?って不思議そうな顔で見つめ返す
だよな…みたいな顔で頭を撫でられる
「強いて言うなら……3人の時の明島さんは凄く意地悪で危ない匂いがしてるけど本気で私を壊そうなんて思ってないはず、本当は明島さんも、怖がり……」
「一華……」
「でも私を抱くたびに壊してしまいそうだ……だから黒崎さんを挟んだんですよね?調教するって建前で、自分の気持ちをコントロールする為に……けど思いの外、私が黒崎さんに惹かれてるって勘違いしてあんなに優しく抱いてくれたんですか?」
すみません、ベラベラとわかったような事を言って……
自分でも何でこんな事言ったんだろうと反省した
手を握られたまま私の肩に頭を埋めてきた明島さん
「参ったな、めちゃくちゃ当たってる、でも黒崎の事は俺の勘違いなの?」
「はい、2人で会ってセックスはしちゃいましたけど……私の気持ちは明島さんだけって言っても信じてもらえますか?」

