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微熱に疼く慕情
第1章 【渇いた心】



「とにかく、今夜また会おう?ちゃんと話をするべきだ、その後で一華が言う条件を飲むかどうか考える、俺も無理だと思うなら綺麗さっぱり身を引くから…」



本当かな?昔から口が立つ方だったから
現に浮気した時も危うく丸め込まれそうになったし
というか、話をしたくないからない時間拭ってさっさと決着つけたかったのに……意味ないじゃん
まぁ、急ぎ過ぎたか……



改札入る前にバイバイしようとしたのに
「一華!」って大きな声で呼んで腕を掴んでくる


「連絡先、ブロック外しといてね?終わったら連絡する」


「……わかった」



そういうとこ、ちゃっかりしてるよね
色々来ると面倒だから終業前にブロック外そうと思った
最寄りの駅に着いたらお手洗いへ
そこで髪を結んで眼鏡を掛ける
面倒くさいけど、これも仕事スイッチのON/OFFなのだ
他の社員より早く駅に着いているから車内で会う事もない
早めに出社しても社内カフェがあるから、そこでまったりするのも悪くない
通勤ラッシュもあと2本遅ければギュウギュウ詰めだろうな



カフェで小説読んだり朝活してから出社して作業に入るのが最近のルーティーンだ
そうする事で何かトラブルがあっても難なくクリアー出来る気がする
例えば数字が合わなくても早い段階で間違いを見つけれたり…とかね
そうそうトラブルなんて起きやしないけど
トラブルなんて……



お昼まで順調で、今日も定時で帰れそう…と気を許していたかも知れない
社内、廊下の曲がり角で大きな段ボールを持った人と出会い頭でぶつかってしまい、転ぶのは避けれたが、眼鏡が落ちてしまった



「わわっ、すみません!大丈夫ですか?」



ちょっと誰だかわからない
落ちた眼鏡を拾おうとした瞬間、バリ……
「あっ……」
段ボール持ってるから足元見えなかったんだね
派手に踏み潰してくれたよ……





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