この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
微熱に疼く慕情
第2章 【動き出す熱情】





「本当に経理部に取りに行かなくて良いの?」


「はい、もう大丈夫です」



何とか誤魔化して会社の正面玄関まで見送られた
良かった、誰にも会わなくて
警備のおじさんだけだった、見られたの
急いで帰って、スーパー寄って、無事に帰宅
ドッと疲れが出てきて、ベッドにダイブしてしまった



どれくらい寝ただろう
睡魔に襲われ、倒れるように眠った私
頭の中はまだごちゃごちゃしてる
全然スッキリしない
洗濯を回したところで着信が掛かってきた
案の定、大智だ
仕事終わったみたい
会うの面倒くさいな……
もう着替えるの嫌だな
来る?良いけど……



鏡に映る自分を見て
“爛れてるな〜”と我ながら思う
朝帰りして、会社で付き合ってもない先輩とキスして、今から家に元カレが来るってどんな世界よ
しっかりしろ!と言いたいがもう後の祭り



インターホンが鳴って出ると、スーツ姿の元カレが普通に家に上がり込んで、コンビニで買ってきたという缶ビールと私の好きなコンビニスイーツをドンピシャで当ててくる愉快さに呆れて物が言えないわ



「めっちゃ久しぶりに一華のオフモード見れた」



誰があんた相手にお洒落して待つかっての
「これメンズもある?」って私の着てるスウェットのセットアップを指差す
さぁ?あるんじゃない?
確かユニセックスだった気がする
「お、あったあった」って早速サイト見てるし



「お揃いとかやめてよ」


「買って、此処に置いとけば良いんじゃない?」


「は?今日でこの家来るの最後だからね」


「やめて、冷たくしないで」


「虫唾が走る」


「コレ買ってきたから許してよ」


「それは、食べるけどさ…」


「ぷはっ!絶対好きだと思った、当たりでしょ?」


「………うん」






/71ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ