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微熱に疼く慕情
第2章 【動き出す熱情】





「可愛いね、素直」


「やめて、離れて」



本当に気をつけなきゃいけないのはこの男
弱いとこ見せて揺さぶってくるから一番たちが悪い
人の事言えないけど!
「今日こんな事があってさ〜」から始まる大智のお喋り
相槌打って適当に答えて適当にアドバイスして
適当過ぎるだろって突っ込まれて笑って
ご飯より先にスイーツ食べる私に
「変わってないな」と言われたり、横から一口盗み食いされてガチでバトルしたり……



結局何なの、この時間ってお互い笑い合ってた
愚痴れた?スッキリした?それは何より……
飲みきった缶ビールの空き缶が徐々に増えていく
足りないからって近くのコンビニにまた買いに行かせて飲んだ



「ちょっと、大智、寝ないで、起きてよ」



私に合わせて飲むもんだから潰れるのは当たり前
酔い冷ましに私はシャワー浴びたけども
床にグテ〜と寝転んで、上着は掛けたけど、
ネクタイ緩めたまま、スーツのままで寝ないで
「んーーー」って起きないな、コレは
え、泊まり?それは流石に…と言いたいが、
ベロべロに酔った酔っ払いを寒空の中、1人で帰らせるのは気が引けるな……



「大智、ねぇ、着替える?」


「ん〜〜〜」



ベルト、外した方が良いよね
スラックス、皺になるし
着替え……させる???
なるべく見ないようにして脱がせてく
スラックスから脱がせてズボン用ハンガーに掛けた
最初に来た時に着てたメンズの服を出す
“この服、誰か着てたやつ?”って前に言ってたよね
これは本人には言わないつもりだけど
大智に似合うかなって思って買ったやつだった
見せる前に別れる事になったけどね
新品だし、服に罪はないから、
ずっと包装されたまま出せなかっただけで
まさか2年後に本人に着せる事になるとは思わなかったけど







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