この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
微熱に疼く慕情
第1章 【渇いた心】





驚いた表情でこっちを見てるから見つめ返してみる
なに?人の顔見て目を逸らしたり驚いてみたり
隣に居る女子もコソコソ話してる
女って、何で固まってないと行動出来ないんだろうね
本当、面倒くさい
後から何だったのかわかった
誰の前でも外さなかった眼鏡、トイレで外したら
思った以上に美人でびっくりしたって
絶対に営業課だけには知られないようにしようって
有り難い事してくれてるよ


退社したら眼鏡も外して髪も解く
知ってた?
ここからが私の輝く時間なの
お気に入りのルージュを引けば最強なんだよ、私
1人で飲んでたら必ず声が掛かるくらいにはね
会社の人間は想像もつかないだろうね
真面目だけが取り柄の地味な私が
ワンナイトしたり、セフレが居たり、
セックスが大好きな人間なんだって事


浮き立つ気持ちを隠して、私は某ホテルに向かった


最上階の部屋の前に立つと、扉が開いて腕を引かれる


「お疲れ様、一華、会いたかったよ」


抱き寄せられてほんのり鼻腔に広がる香水
見上げた先は、大好きな人が微笑んでいる


「私も会いたかったです、明島さん…」


ようやく訪れた逢瀬の日
顔を見れば熱く絡み合う舌と舌
素敵なスーツに身を包み、仕事終わりの私を優しく抱き締めてくれる


「先にシャワー浴びておいで、着替えも置いてあるから」


「……はい」


そう返事するのに、なかなか離れない唇
きちんとセットされた白髪混じりの短い髪
お口の周りのチクチクと痛気持ち良いお髭も格好良い
一言で言うと、凄くダンディーなオジサマ
何処かの企業で社長してるって言ってたな
身元とかはどうでも良くて、とにかく私が一番会いたくて時間を優先して割いてしまう人


明島 誉さん……歳は確か、47歳
私と20も違う




/66ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ