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仮)純粋にはほど遠く
第2章 心地良さとは

自分はそんなに軽い女ではない。
なのにどう見てもラブホにそのまま来てしまったのか……
そうよね。
好みなんだもん。
声が。
決して声フェチなわけではないのに、何だか惹かれてしまう。
あなたの声はわたしに甘い魔法をかける。
「紀伊ちゃんは割とツンデレさんだろ?」
「そんな事ないよ。初対面は緊張しちゃうだけ。世の中にお酒というものがあって良かったよ。でも恥ずかしいよ。自分がこんなに大胆な事できるなんて」
「もっと大胆になって!」
そんな声で囁かないで!
何もされてないのに濡れてくる。
脳内のドーパミンってやつが活発に分泌しちゃうじゃん。
もっと恋愛ってやつをあなたとは楽しみたいの。
楽しんでからがいいの。
なのに……

