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忘年会の想い出-初体験の女・美濃里
第1章 宴もたけなわでございますが・・・
そんな文句で同じ営業課の先輩が締めた忘年会。

二次会に行く営業課や他部署の先輩たち。

明日からは年末年始の休みとあって、浮かれ気味の先輩たち。

十分にアルコールは回っていることもあって、さらに浮かれている感じだった。

時計は10時過ぎ。

7時から始まった忘年会は、お開きになって、上司たちは、行きつけのスナックに向かうらしい。

先輩たちは、二次会のあとは、風俗。

俺は、厚化粧のスナックの女にも、風俗の女にも、興味が無い。

だから、体よく躱して帰ろうとしていた。

それに、俺は、アルコールの分解酵素がない体質で、飲めないから、ただ一人の素面だった。

ハッキリ言って浮かれていない。

帰って年末年始の休みのために購入した新作ロールプレイングゲームをする予定だった。

忘年会の会場の近くのパーキングに預けた車を取りに行こうと歩き始めた。

そんな俺を呼び止めたのは、上司でもなく、先輩でもなく、他部署の女。

「佐久間くん」

と、馴れ馴れしく呼ばれ、若干、不快だった。

それに、先輩たちにバレないようにバックレようとしているのに、名前を呼ばれたことも不快だった。

経理だったか、総務だったか…。

いや、地方の支店だから、総務経理課で一体だったかもしれない。

声を掛けてきたのは、前野美濃里。特徴的な声でわかった。

入社してから八カ月。

多分、出社時に朝の挨拶くらいはしているかもしれないが、その程度の関係。

新入社員ということもあって、経理関係の書類を持って行くこともない。

だから、話した記憶がなかった。

とはいえ、新入社員。

あちらは、お局様とまではいかなくても、年次は間違いなく上。

返事をするしか選択肢はない。

「はい」

と、振り返ると、真っ赤な顔をした美濃里が立っていた。

「帰るの?」

尋ねる美濃里。

「そうですが」

素っ気ないを通り越して、冷淡とも言える声色で返事した。

声色で避けられていると気が付けとばかりの声を出したつもりだったが、酔っている美濃里には通用しなかった。

「だったら、送ってよ。同じ社員寮なんだから」

と、話す美濃里。
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