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忘年会の想い出-初体験の女・美濃里
第1章 宴もたけなわでございますが・・・
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俺が当時住んでいたのは、単身者向けの1Kのアパート。
そこは、社員寮というほどでもないが、会社が借り上げている建物だった。
両隣は同期だった。
2階建てのアパート。
その1階の105が俺の部屋だった。
美濃里の部屋番号は知らなかった。
というより、同じ単身者向けのアパートに住んでいることすら知らなかった。
嫌だが、嫌だと言える立場ではなかった。
新入社員の身分で、他部署とはいえ、先輩の願いを無下にできるわけもなかった。
仕方なく、
「いいっすよ」
と、俺は答えた。
「ありがと」
端的に答えた美濃里。
酔っているからなのか、真っすぐに歩けない感じの美濃里。
「待っていてください。車を取ってきますから」
俺は預けたパーキングに車を取りに向かおうとした。
間違いなく、美濃里と一緒では時間がかかる。
ここで待たせておいて、迎えに来た方が早い。
しかし、美濃里は、
「一緒に行こう」
と、言って千鳥足で着いてきた。
時間がかかるが、仕方がない。
俺は肩を貸しながら歩いた。
アルコールのニオイと、妙に甘い香りがした。
パーキングに着くと、パーキングのオッサンが、女連れの俺を見て、少し羨ましそうに見た。
俺が預けたときに受け取ったチケットを見せると、機械式駐車場の操作をするオッサン。
「いいねぇ。若いってのは。彼女かい?」
と、待ち時間に尋ねるオッサン。
「違う。会社の先輩」
と、話したくもないから、素っ気なく答えたが、
「そうか。いい女だな」
と、ニヤリと笑うオッサン。
「そうか。俺は興味はない」
と、苦笑いした。
「もったいないね」
と、オッサンが笑うのと同時にブザーの音がして、俺の車が降りてきた。
「ここで待っていてください」
俺は、美濃里に話した。
ボーっとしている美濃里を残して、俺は車に乗り込み、エンジンを掛けた。
車を前進させると、後部座席のドアを開けて、
「どうぞ」
と、美濃里を誘った。
「ありがと」
また端的な返事をして、美濃里が乗り込んで座った。
運転席に戻り、俺は車を前に進めると、歩道の先で車道に出て誘導するオッサン。
意味ありげに笑いながら、
「ありがとうございました」
と、オッサンが被っていた帽子を手に取って頭を下げ、その手を振った。
そこは、社員寮というほどでもないが、会社が借り上げている建物だった。
両隣は同期だった。
2階建てのアパート。
その1階の105が俺の部屋だった。
美濃里の部屋番号は知らなかった。
というより、同じ単身者向けのアパートに住んでいることすら知らなかった。
嫌だが、嫌だと言える立場ではなかった。
新入社員の身分で、他部署とはいえ、先輩の願いを無下にできるわけもなかった。
仕方なく、
「いいっすよ」
と、俺は答えた。
「ありがと」
端的に答えた美濃里。
酔っているからなのか、真っすぐに歩けない感じの美濃里。
「待っていてください。車を取ってきますから」
俺は預けたパーキングに車を取りに向かおうとした。
間違いなく、美濃里と一緒では時間がかかる。
ここで待たせておいて、迎えに来た方が早い。
しかし、美濃里は、
「一緒に行こう」
と、言って千鳥足で着いてきた。
時間がかかるが、仕方がない。
俺は肩を貸しながら歩いた。
アルコールのニオイと、妙に甘い香りがした。
パーキングに着くと、パーキングのオッサンが、女連れの俺を見て、少し羨ましそうに見た。
俺が預けたときに受け取ったチケットを見せると、機械式駐車場の操作をするオッサン。
「いいねぇ。若いってのは。彼女かい?」
と、待ち時間に尋ねるオッサン。
「違う。会社の先輩」
と、話したくもないから、素っ気なく答えたが、
「そうか。いい女だな」
と、ニヤリと笑うオッサン。
「そうか。俺は興味はない」
と、苦笑いした。
「もったいないね」
と、オッサンが笑うのと同時にブザーの音がして、俺の車が降りてきた。
「ここで待っていてください」
俺は、美濃里に話した。
ボーっとしている美濃里を残して、俺は車に乗り込み、エンジンを掛けた。
車を前進させると、後部座席のドアを開けて、
「どうぞ」
と、美濃里を誘った。
「ありがと」
また端的な返事をして、美濃里が乗り込んで座った。
運転席に戻り、俺は車を前に進めると、歩道の先で車道に出て誘導するオッサン。
意味ありげに笑いながら、
「ありがとうございました」
と、オッサンが被っていた帽子を手に取って頭を下げ、その手を振った。
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