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続・白昼夢
第2章 メッセージ
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私はその自分の身体が濡れてゆくのを感じながらもいきなり明日の夜には会えないと思った。
私の就寝は他の誰よりも早いと思う。
夜の10時には眠剤を飲み眠ってしまうのだ。
その生活サイクルを乱されるのはイヤだった。
その旨を古川に伝えるとまたこう言ってくる。
『やっぱり、無理だよね。ごめんね、さよなら…』
一体、何回さよならを言えば気が済むのだろうか。
そう、思ってしまう。
今から思えば古川の心も揺れていたのだろう。
私に会いたいのに会えない辛さを感じていたのかも知れなかった。
その夜はいつもの様に私は眠剤を飲み10時には眠りについた。
何故だか分からないが古川の夢を見て深くうなされていた様に思う。
翌朝の月曜日、目が覚めると異常に眠気が襲ってきたのだ。
寝不足だったのは確かだった。
最近、私はオートミールにハマっていてこの日の朝もオートミールの雑炊をレンチンで作って食べていた。
食べながらLINEの友達に『おはよう』のLINEを送っていた時だ。
いきなり、また古川からメッセージが届く。
『やっぱり、無理だよね?』
まるで、ダダっ子の様にそう書いて来る。
昼間来るならまだ良いと思っていたが、夜遅くに来られるのは正直迷惑だった。
なので、とうとう私はこう返事を書いてしまう。
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