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続・白昼夢
第2章 メッセージ

『昼間来るのならいいわよ…』

古川はこの言葉を待っていたに違いなかった。
すかさず、こう言って来たのだ。

『明日の火曜日、仕事が休みになったから行ってもいい?』

突然平日に仕事が休みになるとは何と言う良いタイミングだろう。
私は少しばかりその言葉を疑ってしまう。

でも、その言葉は嘘ではない様だった。
私は断るに、断れなくなってしまう。

私は古川にこう返事をした。

『いいわよ…何時頃に来るの?』

私は心の中でとうとう言ってしまったと思ってしまう。
古川が携帯の向こうで喜んでいる姿が想像できた。

『うん、昼頃かな?真理子さん、また愛してくれるってこと?』

私は昨日から古川にグイグイと押されて根負けしたのだった。
でも、私はこう書いて返事をしたのだ。

『来るのはいいけど、平日は車停めるパーキングは空いてないと思うわ…』

私はちょっと意地悪く言ってみる。
古川は前回と同じように車で来るのは分かっていた。

私の自宅の近所にはいくつものパーキングがあるが、平日は近所で仕事をする人達が停めていて殆ど空きが無い状態だった。

それを聞いても古川は動じなかったし、引き下がらなかった。

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