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続・疼く…
第12章 第4幕 明日へ…
麻以は、背中の傷が癒えるまで、自宅静養となった。

跡が残らないように、葵が毎日毎日手当てに来てくれた。


後日、旦那様が この背中を見て、跡が残っていれば、きっとまた 自分を責め、麻以さんを手放してしまうかも知れません。

そうならないように、私が毎日来て、消毒して薬をつけますから、とにかく静養してください。わかりましたね?麻以さん。
葵さんはそう言った。

そして、あれから私は主邸には行かず、静養している。


時々、真紀さんが来て、気分転換に散歩には出られるようになっていった。




御主人様を あんなふうにしたのは私…

私のせい…

ごめんなさい!御主人様…

何度謝っても 主の心に、きっと残って消えない傷…


背中に与えられた痛みより、きっと、痛い御主人様の傷…


麻以は泣くことしかできなかった………
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