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さくらドロップ
第1章 プロローグ
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今年、高校三年生。少しくたびれた制服。使い古された学生鞄の中は、財布と携帯とか諸々の必需品。ノートや教科書は重いからパス。財布は先月買い換えた。携帯は二年前の機種の儘。受験の年。修学旅行もない。体育祭も文化祭も今年で最後。
つるむ連中はいつも一緒。幼馴染、腐れ縁、親友。一体何年の付き合いになるのか。変わらない顔触れ。それはこれかもずっと続いていくんだろうなと思った。浮ついた話もないし、皆が皆恋人いない暦=年齢。
だからね、なんといいますか、自然と、こう自然と恋人同士になれるんじゃないかあ、と思っているんですよ。だって、アイツの回りには私しかいないわけですし。恋愛に興味ない、とかストイックなフリして、実は私のこと気にしてる、なんて、自意識過剰。でもでも、幼馴染で恋人同士って、恋愛漫画じゃよくある話。
今はこのままの距離が丁度いいかなって思ってる。劇的に関係が変わる事は望んでない。このまま自然な流れで、恋人になれればいいなって。
そう思っていたけれど、人生そう甘くないみたいです。
つるむ連中はいつも一緒。幼馴染、腐れ縁、親友。一体何年の付き合いになるのか。変わらない顔触れ。それはこれかもずっと続いていくんだろうなと思った。浮ついた話もないし、皆が皆恋人いない暦=年齢。
だからね、なんといいますか、自然と、こう自然と恋人同士になれるんじゃないかあ、と思っているんですよ。だって、アイツの回りには私しかいないわけですし。恋愛に興味ない、とかストイックなフリして、実は私のこと気にしてる、なんて、自意識過剰。でもでも、幼馴染で恋人同士って、恋愛漫画じゃよくある話。
今はこのままの距離が丁度いいかなって思ってる。劇的に関係が変わる事は望んでない。このまま自然な流れで、恋人になれればいいなって。
そう思っていたけれど、人生そう甘くないみたいです。
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