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俺の瞳にうつしたいものは
第3章 3

地面に伸びた影を見つめながら、
頭の中に、去年のひとみとの情景が鮮明に浮かび上がってくる
ゆるやかな腰の曲線
上着をたくし上げた時に顕になった乳房
俺を求めて湿った割れ目。
(クソ、
あのまんこ、舐めてえな……)
頭の中で言語化して、思わず自分の下劣さにハッとする。
「……俊くん、
体調悪い?」
「あ
いや、すみません。
俺、バイトあるんで、今日はこれで」
エンジンをふかして
表情を隠すようにヘルメットを被る
(マジで俺、どうしようもねえな……)

