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俺の瞳にうつしたいものは
第1章 1

ベッドが音を立てて、いやらしい水音と共に鼓膜をいっぱいにする。

陰茎の付け根を持ち、割れ目に近づけようとした瞬間、
なぜか反射的に身を引き離してしまう。

「……くそ…っ……」

いうことをきかない自分の体に、顔が熱くなる。

「……はあ、
またなの?」

美咲はため息をつきながら、冷めた表情で起き上がった。

「俊二っていっつもこうだよね。挿入は絶対してくれないし」

「妊娠したら何かと面倒だろ……」

「ゴム持ってきたときも同じこと言ってたじゃん。
もしかして早漏とか?」

乱れた制服を整えながら、こちらを軽く睨んでくる。

「……なんともいえねえよ、悪かったな」

「まあ、いいけどさ」

綺麗なまつ毛が下を向いて、おおきなおっぱいはそのまま部屋を出ていってしまった。


(何やってんだ俺……)



✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ 



しばらくボンヤリしていたが、グルグルと自己嫌悪になってしまい、

夕風にあたりにガレージに出る。

ふと見上げると、向かいの2階の窓が空いているのが見えて心臓がドキッとする。

(なんだよ、珍しいな…)

どこか怖いもの見たさのような気持ちで揺れるカーテンと黒い空洞を見つめていると、
見慣れた女の顔が現れる。





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