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執事の育成⁈
第6章 掛け。
淳はそういって部屋を出ていく。
私もパジャマから、普段着に
着替えて待っていた。
ガチャ…
『これに着替えて。』
扉があき、淳の手から放り投げられた
のは、黒のカツラと、男物の服。
『なにこれ?』
『見てわかんないの?カツラと服だよ。』
そんなの見ればわかる…
私が聞きたいのはなんで私がこれを
着なければならないのかだ。
私が服とカツラを持って固まっていると
『早くしなよ。それ着ないなら
連れていかないから。あと
胸もこれ巻いてよね。』
そういって…また投げられたのは
どう見てもさらし…。
『私に男装しろってこと?』
『そうだけど?早くしないと
置いていくから。』
そして、扉が閉められる。
色々疑問やツッコミたいところは
あるけど、グズグズはしていられなそう…
私は慌てて、今着替えたばかりの服を
脱ぎ…サラシを巻いてから
男物の服を着て、カツラをつけ
男装終了。
一体私はどんなところで働くことに
なるのだろう…。
扉を開けて部屋の外に出ると
気怠そうに壁に持たれた淳が
立っていた。
『着替えたわよ。』
『遅い。行くよ。』
そういって、淳と一緒に
私が明日から働く店に行くことに
なった。