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亜美の鎖 -快楽地獄-
第5章 鎖

「痛みもないのに、簡単にセーフワードを口にした。
我慢できなかったのは君の弱さだ。
それで謝られても、何も変わらない。
亜美は自分で決めたルールを守る覚悟があったのか?
最初に気持ちよくなりたいと口にした時、その言葉にどれだけの重みがあったのか、考えてみたことはあるのか?
僕が最初に言ったはずだ。
赤って言ったら関係も終わりだって。
その意味を君は軽く考えてたんじゃないか?
君がその言葉を口にした瞬間、僕との約束は破られたんだ。
それを理解してたのか?」
彼の言葉は鋭く、感情を抑えたままだった。
「僕に怒られたと思うなら、それは君の勝手だ。
だが、君が自分でしたかった事を途中で投げ出すなら、
最初から言うべきじゃなかった。
君がその場しのぎで言っただけなら、僕との間に信頼なんて築けない。
セーフワードは逃げ道じゃない。
それを軽々しく使うなら、次に同じことをしても意味がないと分かるだろう。
君はその言葉を出すことで、何を終わらせたのか理解してるのか?
自分の行動に責任を持つべきだ。
それができないなら、最初から何も期待しないでくれ。
分かるか?」
亜美はナオの冷たい声に震え、涙が止まらなかった。
「うぅっ…はい…っ、分かります…っ、ごめんなさい…っ、
私が悪かったです…っ、もうしません…っ、申し訳ありません…っ!」
必死に謝り、掠れた声で許しを乞うたが、
ナオは表情を変えず、淡々と告げた。

