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濡れるカラダ《短編集》
第3章 弟の欲望


*****



でも……


「──…っ…。…あぁ…っ…、イイっ…」


その夜も、立夏は部屋に来て……

私の上で、腰を振る。


「…りっ、か…。…っ…ん…」


お風呂上がりに「睡眠の質が上がるらしい」と、立夏が作ってくれたココアを飲んで…

それからの記憶がないまま、気づいたら自分の部屋に居る。

昨日の夜と、同じ──。


「…こっち来いよ」


脱力している私の背中に腕を回し、そっと身体を抱き起こした立夏。

そこで初めて、目の当たりにする。





「…えっ…?…っ…ぁ…!」


立夏のペニスが…、私のナカに入ってる──。


「…繋がってるとこ、よく見えるだろ?」


状況が理解出来た瞬間、意地悪な笑みで私の唇を奪った立夏がピストンを加速する。


「んっ、んっ…!こん、なのっ…ダメっ…!」

「っ…今さら、無駄だって…。ほら…、姉ちゃんのココ、俺の精液でぐちょぐちょになってるだろ?」


立夏のペニスが出し入れを繰り返すたび、下腹部が刺激されて。

ぱちゅっぱちゅっと、リズミカルに打ち付けられる音に、鼓膜までも犯される。


「っ…目覚ます前に、二回も出してんの…、分かってる?」

「や、ぁっ…!待っ、…んっ…!」

「…もう、待たねーって…っ…」


力を振り絞り、身をよじろうとする私の両手を頭上に押さえ付け、ガンガンと最奥を突き上げる。


「っ…きだ……、好きだ…っ…。誰にも…、渡さない…っ」


もう、逃げられない──。

そう悟った私は強く目を閉じて、身体の奥から沸き上がる快楽に身を委ねた。




《完》
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