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濡れるカラダ《短編集》
第4章 同僚とサシ飲みの後で

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適当につけたバラエティ番組に夢中になり、程よく酔いが引いた後で、順番にお風呂に入る。
「…風呂、サンキュ。…つーか、もうちょいそっち詰めろよ」
「っ…な、成瀬は床で寝てよ…!」
「うわ、ひでー女。俺が風邪引いて休んでもいいのかよ。困るのは同僚のお前だと思うけどな?」
「…もうっ…!分かったわよ…!」
まさか、同じベッドで眠るなんて──。
「…あんま壁際に寄ったら寒いだろ。こっち来い」
「っ…だ、大丈夫だから…」
「…強情なヤツだな。いいから来いって」
「ちょっ…!」
私の身体を強引に引き寄せ、背中にぴったりと密着してくる。
服越しでも伝わってくる成瀬の体温は、想像以上に熱くて。
お風呂上がりなら当たり前だと分かっているのに、また…鼓動が加速する。
「…シャンプーの匂いだったのか」
「…え…?」
「…お前の匂い。イイなって思ってた」
指先で私の髪を弄びながら、
「…こっちも…、すげーイイ匂い…」
首筋へと顔を埋めてきた成瀬の吐息に、ビクリと身体が跳ね上がる。
「…や、めてっ…てば…。んっ…」
抵抗しようと寝返りをうった私の顎を掴み、至近距離で見つめてくる成瀬の瞳に…、思わず見惚れてしまいそうになる。
「っ…取って食ったり、しないって言ったのに…」
「…その話は、やっぱナシ。これからのお前次第ってことで」

