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濡れるカラダ《短編集》
第5章 ナンパ男とレス女 ※

「…もう寝るの?」
「…あぁ。明日も早いし」
彼と、結婚を前提に同棲を始めて、3年目。
当初は毎日のようにセックスをしていたけれど、ここ1年間はしばらくご無沙汰の状態で。
結婚前からその調子で大丈夫なの?と、突っ込まれるのを恐れて、誰にも言えずにいる。
そして、そのうち……、
溜まり続ける性欲を発散出来ず、彼に隠れてひとりエッチをするようになってしまい…。
それでも満足出来なくなった時には「友達とご飯に行く」と嘘をついて、夜の街をフラつくようになった。
「──あ。可愛いお姉さんみーっけた♪」
身体のラインが出やすいミニ丈のニットワンピースを着て、声を掛けてくださいと言わんばかりに、人気の少ない路地裏へと足を運ぶ。
間もなくして、どこからともなくひょこっと現れた一人の男が、舐めるような視線で見つめながら、私の元へと歩み寄って来る。
「待ち合わせ?買い物?それとも、帰宅途中?」
「…どれだと思う?」
「おっ!イイね〜、その態度。だったら当ててあげる」
馴れ馴れしく腰を抱かれ、密着する身体。
「──ナンパ待ち。というか、正しくはセックス待ち…かな。…当たりっしょ?」
「…正解」
一切の抵抗を見せない私を、さらに強く引き寄せ、舌舐めずりをする男。
その、獲物を捕らえた狼のような視線が──、ゾクゾクとして、たまらない。

