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濡れるカラダ《短編集》
第10章 彼と痴漢と快楽 ※

週末、《彼》とのお家デートの日。
ローターを挿入したまま家まで来るようにと命令された私は、言われた通りに指示に従い、電車に乗り込んだ。
ただ……、
『よく出来ました』の一言が欲しくて──。
でも…
あと、15分で彼の家の最寄り駅に到着… といったところで、事件は発生してしまう。
(…う、そっ…)
背後に立っていた中年男性の身体が、妙に密着し始めて。
最初は電車の揺れのせいだと思っていたけれど…、
やがて、ハァハァ..と息を荒らげながら、下半身を押し付けられるのを感じ、初めて『痴漢』をされていることに気づく。
「…可愛い子だなぁって…、ずっと前からお嬢ちゃんのことを見てたんだ…」
太ももを撫でながらスカートを捲り上げた手が、一目散にショーツの中へと侵入して、
「…すごいな…。こんなに、ぐちょぐちょに濡らして…」
前戯もなしに挿入された指が、グプッ..と卑猥な音を漏らしながら、出し入れを開始する。

