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濡れるカラダ《短編集》
第3章 弟の欲望

「──…っ…は…。…ぁっ……」
これは夢…?
それとも、現実…?
「っ…まじで…、イ…きそ…っ…」
ゆらゆらと揺れる、揺籠の中にいるような感覚…
でも……、
「っ…姉ちゃんのナカ…、すげーイイ…っ」
下腹部に感じる圧迫感に、徐々に意識を呼び戻されていく。
「…あぁ、出るっ…、っく…」
見慣れた天井…、これはきっと私の部屋で。
足元に居るのは……、弟の立夏。
「なぁ…。このまま…っ…中に…、出していいよな…?」
私にナニかを尋ねてくる立夏は…、20年以上同じ屋根の下で暮らしていた中でも、初めて見る苦しげな表情をしている。
「…いい、よ…。中で…、出して…いいから…」
そんなにツラそうな顔をしないで──。
「っ…マジ、かよ…。本当に…、イイんだな?」
朦朧とする意識の中、お腹の中をずりずりと擦られるような感覚だけが強まっていく。
身体が重たくて、身動きが取れないけど……
立夏が動くたびに、気持ちいい…。
「…や、べ…っ…、出るっ…。んっ…、ぁっ…」
「っ…りっ、か…、早…く…っ…」
「…あぁ…、分かってる…っ…。全部…、出すから…っ…。っく…、出るっ──!」
私の上に覆い被さり、身体を密着させてくる立夏は、人懐っこい大型犬みたいで、どこか愛おしくて。
その体温を感じながら、私はまた…
深い眠りへと、落ちていった。

