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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第9章 桜前線

『あ、でも…桜が満開になる頃には
巴の体調も良くなるでしょうし。
また…去年みたいに須磨浦公園に
一緒にお花見行きましょうね』
「うん、1日でも早く治すね。
熱盛桜のライトアップ…
今年もあるんだよね…、楽しみだね…」
須磨浦公園なら…家から車で
10分ぐらいで行けるし。
桜のライトアップも夜の21時まで
期間内は開催されているから…。
平日の暖かい日に行こうねと
須磨浦公園にお花見に行く約束をして。
長い様に感じていた冬も、
あちこちから流れて来る春のニュースで
気温こそはちょっと今日は肌寒いけど
春が来たなぁって感じる…。
給湯機がお湯張りが出来たとお知らせしてくれて。
『あ、そうだ…巴、ちょっと待てて
貰って良いですか。職場の人から
結婚式のお祝いにって貰うだけ
貰って存在を忘れてた物があるんですよ』
そう言って旦那さんが職場の同僚に
貰った結婚のお祝いのプレゼントを
取りに…2階に行って戻って来て。
『はい、どうぞ…巴…』
可愛らしいギフトボックスに
リボンが掛けられていて。
差し出された箱を受け取ると
巴は丁寧にそのラッピングを外して行く。
カラフルなギフトボックスの中には
これまたカラフルな包装がされた
丸い球体が沢山入っていて。
箱を開ける前からいい香りがしてたけど
箱を開けると更に香りが濃くなる。
プレゼントはバスボムのギフトセットで、
色々な種類のお花の香りが
アソートセットになっているみたいだった。
良くある、ラベンダーとかローズとか
ジャスミンとかにイチゴミルクとか
ちょっと美味しそうな香りもあって。
『桜のやつがあるんで、桜の
バスボムをお風呂に入れて…
一足先にお風呂に浸かりながら
寒くないお花見…しましょうよ…』
「あ、じゃあ…ドラッグストアで
買ってまだ使ってない…ストックに
春になったらって思って置いてる
あれ…も…、出しちゃおうかな…」
ちょっと待っててと…
今度は巴が港斗をソファで待たせて
廊下にあるストック類を入れている
収納の中に買ってストックしていた
ある物を持って戻って来る。

